葬儀、葬式の流れとマナーを紹介する、葬儀堂です。

葬儀マナーや礼儀

身近な人の死というのは誰しもが通らなければならない道です。しかし、何度も経験することではないので、どのような作法や礼儀があるのかを体験する機会はなかなかありません。また東京や大阪、埼玉で葬儀する場合など、地域ごとに特性がありますのでまずは基本的なマナーを覚えることが大切です。ここでは、いざ身内に不幸があって、葬儀をとり行う立場になった際に必要となる礼儀やマナーを確認しておきましょう。

喪服

一般の弔問客であれば略式の喪服でもかまわないですが、遺族や近親者、世話役代表(葬儀委員長)の方は、正式の喪服を着用します。略式の揚合、男性はダークスーツに黒ネクタイ、黒の靴下などでよいでしょう。スーツは、ダブルでもシングルでもかまいません。女性の場合は、黒のワンピースかツーピース。和装なら黒の一つ紋の着物、帯やハンドバックなども黒の物を用意します。アクセサリーは真珠がよいでしょう。

死装束

湯灌・清式を終えた遺体は死装束と呼ばれる白木綿の着物あるいは浴衣を左前にして着せます。その上から経推子を左前に着せて、頭に三角巾、胸には六文銭を入れた頭陀袋をかけ手甲、脚、白足袋草履を付けます。

数珠

数珠は、持っている場合左手首にかけるか、房を下にして左手で持ちます。合掌の時には、両手の親指以外の指を輪の中に入れて、親指と人差し指で支えるようにします。合掌するときには数珠を両手にかけて、親指で押さえるのが一般的です。焼香の時に手のひらの中で数珠をこすりあわせる行為を目にしますが、これは浄土宗では禁じられています。また浄土真宗の二輪で長房の数珠を使用する場合には、二つの親玉を親指の所ではさんで、房は左側に下げて合掌します。

焼香

通夜では、僧侶の読経中に焼香をします。焼香回数は宗派で規定しているところがあります。真言宗では焼香3回、そして線香も3本立てます。真宗大谷派では焼香は2回、浄土真宗本願寺派では1回、線香は立てないで折って寝かせます。曹洞宗では焼香は2回、線香は1本です。浄土宗は特にこだわらないようです。しかし、このような宗派による作法は複雑なので一概にはこれが正しいとは言いきれません。自分の宗派の僧侶や寺院に正しい作法を確認するのがよいでしょう。また、焼香には、立礼の焼香、座礼の焼香がありますが、作法は少し異なります。
立礼の場合は、順番が来たらまず焼香台の前に進み、遺族と僧侶に一礼し、続いて身を正して頭を下げてご本尊に合掌拝礼します。そのあと焼香合掌し、最後にもう一度拝礼し、前向きのまま祭壇から2、3歩退いて元の席に戻ります。 座礼の場合にも腰をかがめて祭壇前に進みます。喪主に一礼して前に進み、祭壇に向かって頭をさげます。次に膝で前へ進んで遺影に向かって合掌してから抹香を右手に取り焼香します。そのあと再度合掌し、喪主に一礼して立ち上がってから退きます。

玉串奉奠

神事で行う「玉串奉奠」は、仏式の焼香にあたるものといってよいでしょう。玉串とは榊の小枝に紙垂(しで)をつけたものです。最初にやや手前で一礼します。左手で葉の部分を支えながら、右の手のひらを返して、玉串を半回転させます。枝元を祭壇に向けて玉串案に供えます。そして、遺影を仰いで深く二礼します。2回しのび手(音を立てない)でかしわ手を打って一礼し、2、3歩後ずさりします。向きを変えて神職と遺族に一礼して、自席に戻ります。

香典

 香典金額は、故人との親しさの程度や土地の慣習、故人の社会的地位などによって変わりますが、親戚関係では、両親が死亡したときは10万円、兄弟のときには3〜5万円ぐらいになります。近所づきあい程度の場合ですと、隣組などで一軒5,000円。親しい間柄で、最低5,000〜10,000円が一般的でしょう。香典は地味な色の袱紗(ふくさ)に包むようにします。 そして、紗に包むときは、つめを左側にして中央に香典をおき、右、下、上の順にたたみます。そして、表書きの名前を相手側に向けてから差し出します。そのあと会葬者名簿に記帳します。 通夜と葬儀両方に出席する場合には通夜に持参します。 また、お香典の表書きは、宗教によって違うので十分注意しましょう。仏式の場合は、四十九日までは「御霊前」、四十九日後は「御仏前」と記します。キリスト教の場合、「御霊前」「御花料」と記します。 神道の場合、「御玉串料」「御榊料」と記します。 また、「御香料」「御香資」「御香奠」は中立的な表現として用いられます。

友引

 葬儀の当日が「友引」にあたると、その友引の翌日に葬儀を行うという習慣があります。

神棚封じ

 家の中に神棚が在れば、神棚の扉を閉めて、半紙を神棚の正面に貼っておきます。49日まで行います。

戒名・法名

戒名は生前、死後にかかわらず仏門に帰依した人に与えられます。戒名と法名との違いは受戒を行わない真宗では戒名と言わずに法名といいます。真宗では帰敬式を受けてそこで法名を受けます。また院号などを付ける場合はあらかじめ、それをお願いしておかなくてはなりません。

骨あげ

骨あげは火葬場係員の指示によって行います。地域によって手順は異なりますが、一般的に遺骨ははじめに歯を拾って、そのあとは足から順に拾って腕、腰、背、肋骨へと順に拾って最後に頭部を骨壷に入れるようにします。骨あげには、竹ばしを用いて、二人一組になって一片ずつはさんで骨壷に納め一度拾ったら次の人へ渡します。なお喉仏の骨は最後に故人と最も縁の深い二人が拾います。骨あげがすんだら、遺骨を納めた骨壷を白布の箱に納め、喪主が抱いて帰ります。分骨が必要な場合は、あらかじめその数を係員に申し出ておきましょう。

年賀欠礼

その年に近親者を亡くした場合に、年賀欠礼状を出します。また、不幸があった翌年は、お正月のお祝いは行わないというのが一般的です。「年始のご挨拶を遠慮いたします」という文面からもわかるように、身内が亡くなった悲しみから身を慎み、喜びの表現を控えるという意味なのです。

香典返し

 香典のお返しは49日の忌明け法要のあとに、忌明けの報告とお礼をかねて行います。その際には一般的に香典額の2分の1から3分の1くらいの品物を、礼状を添えてお返します。香典返しの商品は、シーツ、バスタオル、ハンカチ、緑茶、石鹸、椎茸、コーヒーセット、砂糖など、どこの家でも使うような日用品が一般的です。弔事用ののし紙に「志」と表書いて、その下に喪主の姓名を書きます。なお、香典返しを受けた場合には、それに対する礼状は出さないことになっています。

Favorite

Last update:2014/9/19